総合大学の特徴を活かした、スポーツの技術力向上と健康・体力増進の研究を行っている研究所施設です。


現在位置: ホーム » 東海大学スポーツサポート研究会 » 2016年 » 第51回 学園オリンピック・スポーツ大会 トレーナーブース設営

第51回 学園オリンピック・スポーツ大会 トレーナーブース設営

東海大学 スポーツサポート研究会 メディカル部門3年 岡本遥です。
2016年8月6日~8日の期間、東海大学の付属生徒の隠れた才能を見いだし、それを大学と高校の先生方が専 門的な見地から伸ばすことを目的とされている学園オリンピック・スポーツ大会が、東海大学湘南キャンパスで開催されました。

私達、メディカル部門は例年通りトレーナーブースを設置させていただきました。トレーナーブースでは大きく分けて2つの活動を行いました。1つは「ケアブース」として、怪我をした人に対して、一時的な応急処置や安静ができるようにベッドの設置や担架・松葉杖を準備しました。もう1つは去年から大幅にリニューアルした「コンディショニングブース」です。今年は「傷害予防のためのストレッチング」をテーマに、高校生にストレッチングの大切さを知ってもらうため、腸腰筋・大腿四頭筋・ハムストリングス・下腿三頭筋の柔軟性を測る検査を行いました。検査によって具体的に自分がどの筋が硬いのかを自覚してもらい、その筋が硬いことによってどんなスポーツ傷害が起こる危険性があるのかを高校生に伝えました。その後、検査で硬めと判断した筋に対し私達スタッフがペアストレッチングを実施しました。また、ペアストレッチング以外にも全検査で良好な結果だった高校生に対しては、ケアポールやテニスボールを用いたマッサージ方法を指導しました。今回のコンディショニングブースの最終的な目的は、高校生に自らコンディショニングとしてストレッチングやマッサージを行ってもらうことでした。そのため、今回行ったペアストレッチングの代わりに、自分で出来るセルフストレッチングと道具を用いたマッサージ方法を小冊子にまとめ、高校生に配布しました。併せて、ストレッチングやマッサージ以外のコンディショニングについてまとめた啓蒙資料や救急セットの必要物品をまとめた冊子も配布しました。これらの資料は大変好評をいただき1日目で事前に用意していた100部がすべてなくなり、2日目には急遽増刷をしました。

2日間を合計して60名を超える高校生や一般の方々に利用していただきました。ストレッチングをした後に「足が軽くなった」などという感想をいただけることが多く、スタッフ一同一生懸命準備を行ってきて良かったと思える時間でした。
私達スタッフはこの学園オリンピックで「トレーナーブース設営」という作業を通して、人に知識や技術を提供することの大変さを学びました。準備の段階から実施すべきことが膨大にあり、それをどう整理し実施していくのか、どうすれば相手に伝わりやすくなるかを考え、悩みました。この苦しんだ経験を、大きな経験値として今後の活動に生かしメディカル部門のスタッフ1人1人が成長していけるようにこれからも精進して参りたいと思います。最後に、今回のトレーナーブース設営にあたってご協力をいただきました、スポーツ課をはじめとする多くの関係者の方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。


  • NewsLetter
  • 2013年度版PDF「システムパンフレット」
  • 東海大学スポーツ医科学誌

東海大学スポーツ医科学研究所

〒259-1292
神奈川県平塚市北金目4-1-1
東海大学湘南校舎15号館8階

TEL:(東海大学代表)
0463-58-1211
FAX: (スポーツ医科学研究所事務室)
0463-50-2046

ページの先頭へ戻る